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2012年06月06日

堰堤の上のイワナ



土曜日に、先シーズンから気になっていた渓流の堰堤より上流にいってきました。


シャガ
シャガ





この渓流は、先シーズンの禁漁直前のラスト釣行で行きました。

その際、崖崩れと傾斜が急で、また水深がありすぎて堰堤より上に行けませんでした。

そんなこともあり、この堰堤より上には、ほとんど釣り人が入っていないんじゃないかと思っていました。

ここは地理的にはもともとヤマトイワナが生息していたとされているエリアで、

その最後の堰堤の上にはどんなイワナが生息しているのか気になっていました。



先シーズンの釣行時にわかりましたが、最後の堰堤より下流には結構な数の放流系イワナがいます。

今回の目的は、最後の堰堤の上の魚なので、

車を駐車してから、目的の堰堤まで、直接山道を約1時間上ります。

前回越せなかった堰堤に到着しましたが、予想外の展開です。

今回はこの堰堤を超すためにロープを準備してきましたが、

かなりの渇水のため、ロープなど全く必要なしに、容易に堰堤を乗り越えることができました(笑)。

しかし、前回行けなかったエリアなので特別に感じます。

深いV字で、緊張を要す谷です。



釣り上がります。

しかし、新しい足跡、そして竿出すところだけ無いクモの巣、

先行者がいて、後を追っている状態のようです…。

ここは途中脱渓ができない谷なので、普段だったら他の場所に移動しますが、

1時間も登山したし、目的はどんなイワナが生息しているか確認する為なのでどんどん上に進みます。

釣り人もいるようだし、イワナのような黒い影を確認しているので、

イワナの存在を確信して、期待を膨らませどんどん進みます。

ドライフライに数回小さい魚がアタックしてきますが、フッキングできません。



しばし進んだ時、案の定、二人組の先行者が上流から戻ってきました。

年配のベテランのエサ釣りの方です。

お話を聞いてみると、

予想通り、最後の堰堤より上には漁協による放流は一度もされていないようですが、

10年前に有志によってイワナが放流されたようです。

話を聞いて、少しがっかりしてしまいました…。

最後の堰堤の上のイワナ
最後の堰堤の上のイワナ





ちょうどその二人が竿をだしていないあたりから魚が釣れ始めました。

ヤマト系ではないイワナでした。

その10年前に有志によって放流された子孫のイワナです。

私の憶測に過ぎませんが、

滋賀県の愛知川のそれと同じように、毒流し漁等の密漁で絶滅またはそれに近い状態になり、

その結果、有志によってイワナが放流されたとのだと思います。

この渓流は、かつての鉱山への通り道であったため、

以前は人の出入りはかなりあったと思います。

植物からもそれがわかります。

植林はもちろんのこと、一枚目の写真はシャガという花で

人為的影響の少ない自然林内にはあまり自生しないそうです。

その他、彼岸花やバショウの木を去年の秋に確認しています。

これらも同様に、もともとは中国の植物で人為的に植えられたものと思われます。



寝不足を感じていたし、ちょっとしたトラブルを機に早めに下山しました。

ビブラムソールでの川下りはかなりすべり、

やはりフェルトソールの必要性を再認識しました。

気になっていたイワナを顔をみることができてよかったとは思っていますが、

車までの、2時間の帰り道は足が重たかったです。


※一か所、場所的な表現を現実とは異なるものにしています。


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Posted by ボ・ロバン at 22:53 │イワナ
この記事へのコメント
ボ・ロバンさん、おはよう。最近はハードな場所行ってますね。お気を付けて下さいね。川も人に寄ってかなり手を付けられてますね。チョット残念みたいですが。
Posted by 夢追い at 2012年06月07日 01:56
おはようございます。

去年の秋から気になっていた場所でした。
釣り人は来ないであろうと思っていましたが、まさかの先行者でした。

しかし、納得できる魚のルーツを聞けたことは大きな収穫だと思っています。

ありがとうございます。
Posted by ボ・ロバンボ・ロバン at 2012年06月07日 08:08
おはようございます。
ヤマトがいなくて残念でしたね。
でも結果はともかく、しっかりと目的は果たしましたね。
そういう意味では、先行者と話せたのは結果オーライかも?
これでまた、新たな探索が始まりますね。(笑)
Posted by jbopper at 2012年06月07日 08:55
jbopperさん

こんばんは。

先シーズンから気になっていた場所だったので、スッキリしました。

原種としてヤマトが残っているのは、
ほんの数か所だとされていますが、
その他にもいてくれたらいいなぁと思っています。
Posted by ボ・ロバンボ・ロバン at 2012年06月07日 20:05
ヤマトは残念でしたが、ほんとに大自然と楽しんでるなぁ~って思います。

自分は先月からビブラムやめてフエルト買い直しましたよ!
どっちも滑りますが・・・^^;
Posted by 鰓洗 at 2012年06月07日 23:09
鰓洗さん

こんばんは。

ビブラムは今シーズンに購入したばかりですが、
ソールの減りに伴い、顕著に滑りやすくなっています。

予期せぬ滑りはもちろん危険ですし、
今回の釣行の渓流は、川底には大きくて表面がつるつるの石が多かったので、
かなり滑り、必要以上の体力を使ったと思いました。
Posted by ボ・ロバンボ・ロバン at 2012年06月08日 19:32

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