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2011年05月13日

川と湖のカムイたち 北海道釣り行脚

ご訪問ありがとうございます。


1986年に初版された少し古い書籍です。

「カムイ」とはアイヌ語で神、精霊、神聖なるものを意味し、

北海道でのイトウ、アメマス、ヤマメなどのトラウトのノンフィクション釣行記です。
「川と湖のカムイたち 北海道釣り行脚」鍛冶英介著
「川と湖のカムイたち 北海道釣り行脚」鍛冶英介著



本書に関して、巨大イトウ釣行の話や当時のタックルについて興味を抱き、

また現在よりも魚影が濃く自然が豊かだった北海道が感じられました。



本書にヒグマについて興味ある内容があったので引用します。

”ヒグマはこのように行動する”という一般的なセオリーなどあろうはずもないが、過去の多くの事件から、ヒグマの習性と行動パターンを分析すると、次のような事項が指摘できよう。

・一度人間の弱さを知ると、人数に関係なく襲撃してくる。

・火煙をまったく恐れず、平気で近寄り、攻撃する。

・逃げるものを真先に追いかけて殺害する。背中を向けたら絶対殺される。

・好んで食う人体部分は、顔面、腹部、肛門周辺であり、血液は一滴残らずに吸飲する。

・赤色に強い関心を示す。林内の標識では赤色系に被害が多い。

では、ヒグマの嫌うものは何か。
北海道登別市のクマ牧場では、種々の実験を行い、同牧場発行の「ヒグマ」誌上に詳細な報告を載せている。その一部を紹介しよう。

・薬物=アンモニア水・塩酸・濃硫酸などは全然忌避効果なし。シンナー・ペンキ・氷酢酸は逆に呼び寄せる。

・爆竹・花火=かなり効果的。だが馴れると効きめなし。

・多数の犬の吠え声=強い逃避反応を示すが、これも馴れると効果を失う。

・生きているヘビ=強い忌避反応あり、白泡をふいて逃げる。ただい、焼いたヘビはすぐに食べてします。

実験では唯一忌避するという生きているヘビでも、古老の話では野生ヒグマは平気で食べると言う。

「川と湖のカムイたち 北海道釣り行脚」鍛冶英介著より引用



北海道でヒグマに関していろいろな話を聞いたことがありますが、

本書で初めて知ることもあり、改めてヒグマの恐ろしさを再認識しました。


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この記事へのコメント
羆(゚Д゚)マジ怖いですね絶対に目の前にしたくないですね。
Posted by 夢追い at 2011年05月13日 21:32
夢追いさん

ヒグマは地上を走行するときには最大時速65kmに達するそうです。逃げようと思っても逃げれませんね!
Posted by ボ・ロバンボ・ロバン at 2011年05月13日 22:06
こんばんは♪

カムイという言葉は馴染みがあり

カッコいいなと思います。

一度は、北海道のアメマスやイトウ、レインボーを釣りに行きたいと思ってますが、問題ありですねえ(汗)

検討します(笑)
Posted by TroutistTroutist at 2011年05月15日 19:25
Troutistさん

アメマスやイトウ、レインボーは北海道のカムイですが、敬意を払って釣りをすれば問題ないと思われます!

実際、筆者もカムイを釣っていますし…。
Posted by ボ・ロバンボ・ロバン at 2011年05月15日 22:27

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