曇りで昼過ぎから雨の可能性あり。いつもより増水しています。
奥深い谷なので早朝から入り、早めに脱渓する予定です。
禁漁期直前なので他の釣り人に先に入られないように、真っ暗な内に準備して、現地に一番乗り。
当日はずっと太陽が出ず、しかも薄暗い渓なので気温も上がらないです。
早速、ヒルが体についています。
サカナの反応は決して悪くないですけど、太陽が出て気温が上がればドライフライでよい釣りができると期待して、先に進みます。
当日で一番の良型のアマゴ。大きくないですけど婚姻色が出たきれいなアマゴ。
気温が上がらずに肌寒い中、派手に転んでしまい、びちょびちょに濡れてしまいました。
まだ知らぬ渓の奥へ行きたい思いもありましたが、太陽が出る気配はないのでこれを機に戻ることに。
戻り道は雨になりました。かなり強く降ってきました。
極端な増水はないのは知っていますが、薄暗い渓なので恐怖心が出てきます。
車に戻り一安心。
しかし、
手首がヒルにやられたようで、シャツの袖先が血でにじんでいます。
ウエダーにもヒルがくっついています。
最初は、たかが2,3匹程度だと思い、水生昆虫用のプレートでヒルのマクロ撮影をしていました。
着替えをしようとすると、
ウエダーとゲーターの隙間や、グラベルガードの中、ブーツの隙間に20~30匹います。
シャクトリムシのような動作、しかも動きは早いです。
パニックになります。さらに蚊も集まってきてイライラ。
フォーセップでつまんでも、つぶれずに普通に動いています。
残酷だとは思いつつ、フォーセップでつまみ一匹ずつライターで焼き殺しました。
そうしないと地面に落としてもまた体に這い上がってきます。
シャツ、ウエダー、ゲーター等、裏返したりして細かくヒルの有無を確認しました。
糸ミミズ程度の小さいヒルもいました。
車中泊するので、寝てる時にヒルが這い上がってくることを想像すると、、、。
ヒルがいないことも確認でき、着替え終わり、すっきり。
しかし車を運転していると、今度は手に血が、、、。
ルームミラーに映った首が血だらけ。
知らないうちに、ヒルに首をやられていたようです。
次から次に…。ホラーです。
翌日は天気が良くなり、同じ渓に戻ってくれば良い釣りができると思っていましたが、そんな気はとうに失せました。
体についていたヒル、または吸血された場所は、上から、
ヘルメットの隙間1匹。
首に一か所。
手の指に1匹。
手首に一か所。
腕部分に一か所。
ウエダーベルト内側に1匹。
ウエダーの太もも部分に3匹。
ウエダーとゲーターの隙間に20匹程度。
グラベルガードやブーツの内側に10匹程度。
膝より下に集中しているので、大半のヒルは足元から上に這い上がってくるのだと推測できます。
薄暗い渓流、前日までの雨で草ムラは湿っていました。ヒルにとっては好条件だったと思います。
ヒルには以前にも吸血されたことがあります。不快なかゆみが1週間ぐらい、またはそれ以上続きました。
ムヒはもっていましたが、今回は首なのでもっと効果的な薬が欲しくなりました。
山の奥なので、街中のドラッグストアに行こうとすれば一時間はかかると思います。
とりあえず一番近くの集落の豆腐屋さんで、近くの薬局の場所を聞いてみると、
「ヒルなんかで死にゃーせんよ。かゆくなるだけ。ほかっとけば治る。」
まあ、確かにそうだな。妙に説得力がありました。
別に薬なんかいらないや。と考えは変わり、
せっかくなのでそこの豆腐を購入しました。
翌日、渓流沿いに住んでる方に話かけられ、昨日のヒルの話をすると、
「人間が来ると、ヒルは木から落ちてくるってラジオとかも言ってるけど、あれは嘘。今までそんなことは一度もない。」
「メディアもどっかから聞いたいい加減な話をそのまましているんだ」
山の住人の経験上の話なので説得力があります。
昨日のヒルのついていた場所から考えても、決して間違っているとは思いませんでした。
ヘルメットは地面に置いたりしてるのでヒルが上から落ちてきたとは一概には言えません。
そしてヒルの対策として、”ヒル下がりのジョニー”を勧められました。現物も見せてくれました。効果はあるようです。
来シーズンに入手してみようと思ってます。
ヒルに振り回され、ぐったり疲れました。
夕方前ですが早々と温泉へ、そして夜ごはん。
チキンナゲット。
先ほど入手したからし豆腐。醤油がなかったので、塩で食べました。
素朴な味でおいしかったです。
今回、ヒルに吸血された首は、なぜかかゆみがなかったです。手首と腕部分は、ほんの少しのかゆみだけでした。
ヒルは吸血された後、かゆくなる場合とそうでない場合があるようです。
翌日は、ヒルから解放され広々とした渓流でアマゴを狙います。
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