モンカゲロウ、モンカゲロウ、モンカゲロウ。
モンカゲロウの写真と、苦労して撮影したダン(亜成虫)からスピナー(成虫)に脱皮する動画です。
ダン オス
モンカゲロウは4月後半から5月の3週間にまとまって羽化します。地域によって前後します。
ダン メス
ダン メスとカワトンボ
オスはメスに比べて一回り小さいです。
ダン オス
モンカゲロウがダンからスピナーへ脱皮する瞬間の動画です。
撮影したのは私ですが、私自身もこの脱皮を見るのは初めてです。
カゲロウは、サナギというステージがなく、代わりにこのダン(亜成虫)からスピナー(成虫)に脱皮するユニークなステージがあります。
https://youtu.be/YF3LMElRU3Y
5分程度と少し長い動画です。見どころは 01:25から02:05です。
不思議なことに、オスは脱皮後スピナーになると前肢と尾がそれぞれ2倍程度の長さになります。
スピナー オス 脱皮後
シャック 抜け殻
オスの方が目が大きいです。交尾相手を見つけるのに大きな目が必要のようです。
スピナー オス
脱皮後、スピナーになると、羽が透明になります。
スピナーメス
オスは、尾の下に把持子(はじし)と呼ばれる、交尾の時メスの体をはさむフックが2本あります。
スピナー オス
スウォーミングは群飛のことです。オスの集団が空中で上下運動を繰り返し、そこにメスが入り、ペアが成立したら飛行しながら交尾します。
モンカゲロウ スウォーミング
脱皮してスピナーのオスの前肢と尾が長くなるのは、この空中での上下運動の落下時にふわっと落下できるようになるためです。(メスへのアピールの為かな?)
パタパタ上昇して、羽と脚を広げ、それらと長い尾で空気抵抗を受けながら、ふわっと落下する姿は非常に優雅です。
メスはその後、すぐに水面で産卵します。
産卵後のメス
産卵後まもなく生涯を終えます。
生涯を終えたメス
カゲロウは、はかなさの象徴とされるように、モンカゲロウは羽化して2~3日程度でその生涯を終えます。
カゲロウは、有翅昆虫の中では最も古いタイプで、サカナやヒトよりもずっとずっと昔に出現しています。
石灰紀にあたる約3億6700万年前だそうです。100年前でも充分古いのにもうよくわからないレベルの古さです…。
太古の昔から同じような光景が着実に繰り返されていると想うと、ロマンテックでもあります。
2回分の渓流釣行のブログも近々アップする予定です。
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