ウクライナからやってきました。
ウクライナの国旗と同じ配色の箱で、ウクライナの新聞に包まれていました。
旧ソヴィエト社会主義共和国連邦の国策として造られた始めたレンズで、ソヴィエト崩壊前の方が質が良いようなので、それ以前の1983年製造を選びました。
レンズはきれいですが、表面がネチャネチャで、レンズ自体がかなりクサいです。
古いグリスにホコリとカビがからみついたニオイです。
そこで分解・掃除することにします。
レンズの分解方法は、
lunaさんのブログlunablog 『INDUSTAR 61分解』と、YOSさんのブログネコ猫とジャンクBOX 『「M42 インダスター61 L/Z Industar 50mm」バラします!』を参考にさせていただきました。ありがとうございます。
★lunablog 『INDUSTAR 61分解』:
http://luna.in.coocan.jp/wp/?p=289
★ネコ猫とジャンクBOX 『「M42 インダスター61 L/Z Industar 50mm」バラします!』:
http://mugichi.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/m42-61-lz-ind-1.html
カニ目レンチで二つのネジを外すと、二つのユニットに分かれます。
今回は左側のヘリコロイドユニット部分のみの分解・掃除にします。
内部は大量のグリスがベタベタになってます。これがニオイの原因です。
製造当時のものか、その後誰かのメンテナンス際に塗られたものかわかりませんが、大量過ぎます。
掃除のやりがいがあります。
グリスをできるだけふき取り、パーツクリーナーで脱脂、そしてお湯と中性洗剤でほぼ完ぺきにグリスを落とせました。
Before
After
クサさも表面のベタベタもすっかりきれいになりました。
光学用のヘリコイドグリスという専用のグリスがあるようですが、硬度もやわらかいので、釣りのリールに使っているグリスを塗っておきました。なめらかに動きます。
分解する前と同じように組み立てれば問題ないですが、無限大に合わせるのに少し苦労しました。
1970年代後半から80年代の日本製のペンタックスMレンズなどを分解・掃除したことあります。これらのレンズは重量もあり、非常にしっかりとした構造です。
このレンズは比較すると部品数も少なく、ひずみもあり、正直チャチな感じです。写真はきれいに写ります。
MCはマクロを表していると思われ、本格的なマクロレンズではないですが、被写体の30cmまで寄れます。
このレンズが面白いのは、絞るとリングの形状が星型になることです。
このレンズの難しいところは、手動絞りの為、絞る分だけファインダーからの視界が暗くなることです。
インダスター61 L/Z MC 50mm F2.8(M42マウント) で写した写真はflickrにアップしてます。
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https://www.flickr.com/photos/bo_rovan/sets/72157648719937420/
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